人事に関するお悩み事

2020年問題(外国籍者の雇用)について

2020年問題(外国籍者の雇用)について

2020年オリンピックが開催される。
メインスタジアム問題でバタバタしてますが・・・とはいえ、オリンピックは開催され、多くの方がオリンピック観戦に日本を訪れます。

ハードの部分は、とにかく建設して頂くほかありませんが、ソフトの部分は、各々が会社の方向性や関係性を鑑み、手を打たなければなりません。 日本式のオモテナシは大事ですが、“独りよがりのオモテナシ”は返って迷惑なだけです。

外国籍者を受け入れる為には、外国籍者を知らなければ・・・ 今回は外国籍者の採用に関してコメントをしたいと思います。

 

今年の訪日外国人、過去最高1800万人前後に

観光庁の久保成人長官は22日の記者会見で、2015年に日本を訪れる外国人旅行者数が過去最高の1,800万人前後になるとの見通しを明らかにした。

実現すれば、14年を約450万人上回ることになる。
日本政府観光局が同日発表した15年上半期(1〜6月)の外国人旅行者数は、円安傾向などを受けて、前年同期より46%多い913万9,900人となり、上半期として最高だった。

上半期の訪日客を地域別でみると、中国が最も多く、前年同期比116・3%増の217万8600人だった。中国を含め韓国や香港、米国など19の国・地域の訪日客が上半期として最高だった。

一方、上半期に出国した日本人数は4・9%減の762万2,800人で、1970年以来、45年ぶりに外国人旅行者数を下回った。

現在、中国人の爆買が話題になっているが、実際現場は在庫の問題だけではなく、対応に苦慮している。当然、事前に中国語を話せる店員を用意したが、それでも対応しきれないのが現状。派遣という形でビジネスが成り立っている。

この爆買もしばらくしたら小康状態となるだろうが教訓にはなった。1国を対応するだけでもこれだけバタつくのである。全世界から様々な国の方が来日すれば、多くの混乱が想定出来る。であれば、外国籍の方を今のうちに採用する事が望ましい。採用する事で、大変な部分もあるが、外国人の考えや習慣などを学ぶことができ、手が打てるからである。

外国籍の方を雇用する為には

『理解してから理解してもらう』
勿論、誰でもかれでも採用すれば良いというわけではない。ただ、理念の押しつけや、日本のスタイルばかりを守らせるでは長続きしないだろう。
『外国籍者を理解してから理解してもらう』活動が不可欠である。

『若く、日本好きの人』
あくまでも今までの経験上の話で個人の見解ですが、出来るだけ若い、日本好きの方を雇用することが重要。外国籍で日本を学びに来た外国籍者の多くは頭が良い。給与が上がる前に雇う事でコストが抑えられる。日本への留学経験がなく、日本に働きに来た方は、雇用する前に色々調べた方が良いかもしれません。あくまでも個人的見解です。

『日本語力はある程度で問題ない』
日本語ですが、日本語検定2級以上というのが基準になっていますが、留学経験者であれば、N2でなくても日常会話は出来ますし、若ければ語学習得力が高いので、気が付いた時は日本語ペラペラになっているでしょう。

『採用のタイミングは今』
営業は難しいかもしれませんが、語学が活かせる仕事、接客、エンジニアなどは、能力を発揮できる仕事です。どのみち、少子高齢化で日本人を雇用する事が難しくなってくるのであれば、今のうちに外国人を採用し、外国人がいる事が当たり前の環境を整えた方が、必ず来る人材不足時に、苦肉の策で入れた外国人に悩まされることはないでしょう。

『優秀ならば採った方がよい』
文化の違いや生活習慣の違い色々採用すべきか悩む事があると思います。ただ、優秀だと思えば雇うべきです。活躍する、しないは解りませんが、長けている部分があれば何かしら活躍してくれる可能性が高くなるはずです。費用があるのであれば、雇用するべきです。

上記を踏まえ、是非、外国籍者の採用をご検討下さい。

 
 

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