人事に関するお悩み事

必見! 今からでも遅くない5月病対策!!

5月病対策

その活動が必死だったのか、そうでないかは別として、様々な企業に面接に行き、自分に合う、合わない、を自分なりに判断して入社した企業。
様々な大学から来た同期と共に新入社員研修を受け、配属先が決まった時、自分がやりたかった事と大きな乖離がある事に気づく。

それでも上司から『やりたいこと』をしたいのであれば、『やれること』を増やし、実績を作れば『やりたいこと』が出来るようになる!と言われ、自分なりに努力はするが、『やりたいこと』に近づいている感は一切感じられない・・・そこでゴールデンウィークに突入・・・

この時期になると、新入社員の殆んどの人がこの問題を抱え、あきらめの早い者は、『思っていた仕事と違うので辞めさせて下さい!』と言い始める。

企業側はたまったもんじゃない! 大卒を1人採用するのに100万以上かけているのに、たった3ヶ月で辞めるといわれるのだから・・・

では、企業はどうしたら良いのか?

 

@事例を交えた意思確認を必ず行う

大量採用であろうが、小規模採用であろうが、諦めの早い人は辞めます。
自分より優秀な同期が実績を作り、自分は結果が出ない・・・今まで味わったことのない敗北感をいきなり味わうのだから心が折れる人もいるでしょう。
ただ、社会では当たり前。良い時期も悪い時期もある。
今はダメでも将来は・・・と思える人材を事前に作る必要があります。
そのタイミングは、労働契約書を交わす際、または、合同研修が終わり現場に配属される時です。
ここは人数が多いからと面倒がらずに、しっかりと強い言葉で伝えましょう。

 

Aゴールデンウィーク前に課題を与える

慣れない環境で自分なりに気を使って1カ月間を過ごします。
いきなりその負荷がゼロになると色々悩んだり、他社の新人の情報が入って来たりと色々心を揺さぶられます。
仕事に対しての意識をゼロではない状況を作り、元の状況に戻りやすい環境を整える必要です。

 

B逃げ道を作っておく

それでも休み明けに色々言ってくる人はいるでしょう。
『やりたい事が他に見つかった!』『上司の指導に耐えられない・・・』『留学する・・・』先ずは話を聴いてあげて下さい。
長年勤務してる人からすると “ただのわがまま” でしかありませんが、この時の対応が後々面倒にならない為の分岐点です。 
“わがままを許す” ではなく、“聴いてあげて下さい”聴けばある程度落ち着き、思い直すかもしれません。
それでもダメな場合は、事前に別の部署に当たりを付けておきましょう。
人材は不足しています。多少心が折れた者でも出来る仕事はあるはずです。敗者復活の逃げ道は作ってあげて下さい。

 

Cメンター制度 (若い先輩からのサポート)の活用

同じ環境を経験した若い先輩にサポートしてもらいましょう。
ただ人事として気を付けなければならないのは、その先輩がマイナスなイメージを持っていたら、その先輩に感化されます。
また、たとえ優秀でも、数字的に追い込まれている先輩だと対応が雑になり、それもマイナスでしかありません。
やってもらうにしても、下調べをきっちり行って下さい。

 

Dサポート窓口の明確化

ストレスは人によって受け止め方が違います。
誰もが通った単純な道も、過度にストレスを感じる人もいるのです。
それは人事が今までの経験だけで単純に解決策を判断すべきではありません。しっかりとした専属の産業医に相談するなどし、対応して下さい。
また、体調がおかしいと感じた時に、何処に相談すべきかを明確にしておきましょう。
人事なら人事の○○までのように、本人以外の同僚や上司にも気づいたら連絡出来る窓口は作っておくべきです。

 

このように経験の浅い人を雇い入れるには、それなりの体制が必要になります。
この仕組みを面倒と思い後回しにすると、問題は増え、より複雑化していきます。
要は、より面倒な問題が増えるという事です。

人事としてあまりマイナスな問題ばかり対応していると、自分自身も体調を壊します。
会社は勿論、自分自身の為にも“問題発生を減らす仕組”作りに注力をはらって行きましょう!

 

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