一緒に働きたいと思わせる人について
先日、ある一部上場の幹部社員の方と話す機会がありました。
この方は20代の頃、複数のご友人と事業を立ち上げ、全国シェアナンバー1の医療関連企業にまで成長させました。
「立ち上げ当初の3年間は苦難の連続でここまで大きくなるとは思わなかった。とにかく人に恵まれた。自分は本当にラッキーだと思っている。」と感慨深げに語られていました。
厳しい時代を乗り越えた経験も踏まえ、「一緒に働きたいと思わせる人とは?」と質問したところ、大変興味深いお話が伺えたのでご紹介します。
〜ズバリ!「気持ちの根っこが健康的な人」〜
「気持ちの根っこが健康的な人が理想。
嘘をつかない人が多い。
信頼ができる。
信頼関係を築くというのは難しい分、築けた時の威力はすごい。
例えば、難しい局面を迎えた時、いかに自分たちを信じることができるかが状況を左右する。
『彼ならきっとできる』とお互いに共通に思いあえることで、自分も気持ちを強く持つことができる。
『このチームなら大丈夫だ!』という気持ちを強く持てるほど、状況を良い方向へ持って行くことができる。」
「反対に気持ちの根っこが腐っている人もいる。腐っている人は、周りの健康的な人を腐らせてしまうから困ったもんだ。周りを腐らせて自分の業績を良い風に見せている人が多い。こういう人は一見健康的に見えるから、採用面接の場で見極めるのは本当に難しい。」
〜採用面接の場で理想の人を見つける質問〜
「『自分は運が良い人だと思いますか?』という質問をしている。
だいたいの人は『はい、そう思います。』と答える。
さらに『なぜそう思うんですか?』と聞くと、健康的な人は自然体でエピソードを語ってくれるが、そうでない人は不自然な間がある。
表情もぎこちなくなる。
一瞬の間だが、長年の経験からそこを重視している。」
様々な苦難を乗り越えられたのは信頼関係があったからこそ。
私自身も理想的な人と思っていただけるように正直に誠実に仕事に向き合い、仲間と強い信頼関係を築くことができるよう日々を積み重ねていきたいです。